香典のお礼状
遠方からの会葬者への香典のお礼状
遠方から会葬に訪れた方や、弔問には来られず香典、供物、供花を送っていただいた方、弔電をいただいた方には忘れずお礼状を出しましょう。
香典のお礼状文例
文例:
「この度の葬儀に際しましては過分な御香料を賜り、ありがとうございました。いろいろとご心配をお掛けしましたが、ようやく落着いてまいりました。お心遣いの数々、本当にありがとうございました。」
香典返しをしない場合
故人の遺志で、いただいた香典を社会福祉団体や、基金に寄付するなどの理由で香典返しをしない場合には、忌明けのあいさつ状に趣旨と寄付先を書き添えお礼状とします。
また、故人の収入でつつましく生計を立てていたため、香典を遺児の養育費の一部に充てたいという場合もあるでしょう。
そのような場合には、香典返しをせずその旨をあいさつ状に書き添えます。
お礼状の文面は、葬儀社やデパートの弔事コーナーであらかじめ用意されたものを利用することもできます。そういったものを利用する場合には、一言書き添えるとよいでしょう。
お礼状の定型
お礼状の定型は、黒かグレーで縁取りのしてある、私製はがきと角封筒を用います。最近ではカラー用紙を用いたり、挿絵を添えることもあります。
文章も昔に比べると自由になり、独創的な礼状も見受けられるようになりました。
香典返しに対するお礼状は不要
基本的に香典返しに対するお礼状は必要ありません。
先方に受取った旨を伝えたい場合には、葉書や喪中見舞いを兼ねた手紙などで伝えましょう。
その際の文面には、ご遺族のその後の様子を伺い
『先日はご丁寧なご挨拶をいただき恐縮です』などと言葉を添えましょう。