香典を包むふくさについて

◆香典はふくさに

葬儀通夜のマナーと香典の相場

葬儀や通夜に香典を持って行く時には、何に包んでいかれますか?
マナーとしては、香典は袱紗(ふくさ)に包むものとされています。

現在は、財布型のふくさもあり、入れて出すだけなので、難しくありません。
ふくさに香典を包む場合は、中央に置いた香典袋の右・下・上・左の順にふくさを折ります。
結婚式で祝儀袋を包む場合は、この逆で、左・上・下・右の順になります。

◆ふくさから香典を出すときは

ふくさから香典を出す時のマナーも見てみましょう。

受付の方の目の前で、ふくさから香典を出すのは失礼な感じがするかもしれませんが、そうではありません。
マナーとして、受付の方の目の前でふくさをあけて、香典を差し出すのが正しいとされます。

もちろん、香典袋の向きにも気をつけましょう。自分の方へ向けていたり、裏返っていないようにします。
受付が無い場合は、遺族の方に直接手渡しても良いでしょう。

◆ふくさがないときはどうする?

もしも、ふくさを持っていなくても心配は無用です。
そんな時は、受付の前へ進み出る前に、あらかじめバッグから香典袋を出しておけば良いのです。

家に小風呂敷があれば、それを使っても良いとされています。
剥き出しで、持参するより、格好がつくのではないでしょうか。

また、葬儀用のふくさの色は地味な色ならば問題ないとされていますが、ふくさで最も、一般的なものは、紫色のふくさです。

一見、派手にも思えますが、これが一枚あれば葬儀にも結婚式にも使えます。
もし、持っていないのであれば、一枚常備しておくと便利でしょう。
数珠などと一緒に保管しておくことをお勧めします。