香典を連名にするときは・・・
連名の香典袋の表書き
香典を包む際に連名で包むことがあります。
連名で包むというのは、一人分を香典袋に包むのではなく、何人分かをまとめて香典袋に包むことをいいます。
連名で香典を出す場合、香典袋の表書きは、右から代表格の人や、年長者など目上の人とするのが一般的です。
上下関係が無い場合には五十音順でもよいでしょう。
スペースが限られているため、人数が多い場合には、全員分の姓名を記すことが難しいです。
そこで4人以上の連名で出す場合には、中心に代表者の姓名だけを記し、左側にやや小さく「他一同」と記しましょう。
または、代表者を記さず、「○○一同」とだけ記すことも可能です。
どちらの場合も、別紙に一同の姓名、住所、そして各々の金額を記して同封します。その際にも、順序は右から代表者、年長者など目上の人になります。
香典袋には金額を明記する
香典袋には、中袋に金額を明示します。これは、遺族側の会計処理上大変助かるのです。
包む金額は、連名だからといって合わせて一人分ということではありません。一人ずつ、お付き合いの程度によって用意しましょう。
また夫婦で参列する場合には、世帯主名でも連名でも構いません。しかし、故人と夫婦共に交流があった場合には、連名にするのが一般的です。
香典は遺族への配慮が必要
遺族側にとると、連名で香典を頂くということは、何かと手数が掛かるものです。できるだけ1人ずつ香典を包むことが、遺族に対しての心遣いになります。
連名で出す場合は、一人ずつの金額が少ないことが多いので、香典返しが必要ない旨を書き添えるようにしましょう。