弔辞を頼まれたら
弔辞の基本的マナー
故人と親しい間柄であると、葬儀での弔辞を頼まれることがあるでしょう。
依頼されたらよっぽどの理由がない限り断らないのがマナーです。
弔辞で何を話せば良いのか、ということは悩める事ではないでしょうか。
大切なのは、故人の長所を述べたり、功績を讃えるとともに、自分との関係や思い出を話すことです。
自分の気持ちばかりが強調されないように、バランスを考えて書き上げます。
遺族に対する励ましや慰めの言葉が入っていると、尚更良いです。
あまり長々と話すことは避け、2~3分で終わらせられる内容にしておくことが、一般的とされています。
また、繰り返す意味を持つ言葉は、決していれないように気をつけましょう。
弔辞を書く際のマナー
弔辞を書く紙は、巻紙か奉書紙に薄めの墨で書くのがマナーと言われています。
しかし、最近は時代の流れも手伝い、便箋で白い封筒に入れたものでも良いようです。
封筒は、二重になっていない一重の封筒を用いるようにしましょう。
表には「弔辞」または「弔詞」と書くようにします。
弔辞は、葬儀で故人へ語りかけるものですが、遺族が保管しておくものなので、持ち帰らずに封筒に戻して祭壇に正面を向けて置くようにします。
弔辞は自分から申し出ないこと
もう一つ、注意しなくてはいけない事があります。
それは、弔辞はあくまでも遺族から依頼されるものである、ということです。
自分から申し出ることはマナーとしてあまり良いものではありません。
しかし、どうしても奉読したい場合は、葬儀の前日までに遺族に申し出るようにしましょう