葬儀の写真撮影について
葬儀での写真撮影
葬儀でよく見かける風景に写真撮影というものがあります。
葬儀後、出棺前に祭壇の前で親族が一同になって、集合写真を撮るものです。
記録として残るものとして、葬儀社がオプションでつけているサービスです。
あまり知られていないようですが、葬儀社以外の人が、写真撮影やビデオ撮影をすることはマナー違反ではありません。
葬儀社に頼むと、1万円ほどの請求が来ることがあるので、遺族によっては写真係のお手伝いを依頼されるかもしれません。
頼まれたならば、進んでお手伝いして差し上げましょう。
写真を撮るときのマナー
写真を撮る際には、嘆き悲しんでいる姿を写すのは、好ましくありませんね。
あくまでも、記録として撮るのですから、対象物はよく考えたほうが良いでしょう。
記録として撮っておいたほうが良いものには、祭壇や供花・供物などがあげられます。
特に供花は、並ぶ順番にもマナーがあり、目上の順に祭壇から近い順に並びます。
供花に立てられている名札がはっきりと映るように撮っておくと、葬儀後、遺族がお礼状を送る時の整理がしやすくなります。
「葬儀の写真をとるなんてとんでもない」と考える方もいらっしゃるでしょうが、決して非常識なことではないことを、教えて差し上げて下さいね。
マナーを守った撮り方で行えば、記録として残るのですから、とても良いことだと思います。
最近は、故人のお顔をカメラ付き携帯で撮る人がいるようですが、これはいかがなものでしょう。写真はあくまで、葬儀の記録として撮影しましょう。
また、自ら進んで申し出ると、気を悪くされるかもしれません。
写真撮影やビデオ撮影は遺族側から依頼された時のみにしましょう。